ドラクエ5の主人公家族の会話を見てるとじんわりくる件

SFC版のドラゴンクエストVをクリアして以来15年ぶりくらいになぜか今、DS版のドラクエ5をクリアしてしまったので書いておく!
と言うか発売されて18年も経つんだな…。

家族との会話

ドラクエらしく5の主人公も喋らないので、周りの人間が喋って主人公の気持ちを代弁したりストーリーを進行したりするわけですが。SFCでは基本的にNPCしか喋らなかったものの、DS版(PS2版も)では仲間である家族やサンチョ達と「はなす」コマンドで話せるようになっています。これによって家族が、とても家族っぽくなっています。

ドラクエのプレイヤーキャラクターの駒化

昔のドラクエは基本的に仲間になると喋らないので、もはや仲間は全部「駒」みたいです。人間でもモンスターでも関係なし。イオナズンが使えるのか、きせきのつるぎを装備できるのか、ちからは255まで上がるのか、そんなパラメータしか見なくなって、みんな「主人公 ゴレムス ピエール」みたいなパーティを組んでしまうもの。でもBボタン押したら人間は喋るから、今回は違うのですね。

で、これって家族の話なんだなと15年経ってわかった

昔は何とも思わなかったんだけど。Bボタンでパパスや嫁や子供たちに話しかけまくって何気ない家族の会話を聞いていると、ああ、これは親子3代に渡る壮大な話で、お母さんを探してこんな気持ちで彼らは旅してるんだなって。そう考えるともう家族みんなでボスに戦い挑むしか無くなるわけです。愛着が半端無いから。out:ゴレムス、in:サンチョなわけです。サンチョ使うとか昔だったら考えもしなかったのに、坊ちゃんを想うサンチョの気持ちを考えたらせめて馬車からは見守って頂きたいと。

つまりリメイクではなく

DS版は、SFC版に「Bボタン押したら仲間と話せる」って機能が付いただけのリメイクだと思ってたのです。でもここまで見せ方が違うと、もはや世界が違います。仕組みとしては「はなす」機能が追加されただけなのに、それで世界の見せ方が大きく変わるこのシステムは、とてもよく出来てるなと今更ながら。

しょえー。(これが言いたかった)

会話いくつか

印象的だったのを抜粋しておきます。

・・・・・・ずっとサンチョとお父さんをさがしてたけど、この村は来たことないんだ。ここはダメだってサンチョが言ってたから。
     ―サンタローズにて 息子

お父さん、悲しかったね。泣いてもいいよ。わたしもいっしょに泣いてあげるから。
     ―サンタローズにて 娘

坊っちゃんはもう、このラインハットの国に対してはなつかしさしか感じないでしょう・・・・・・? でも、私は・・・私は・・・・・・。
     ―ラインハットにて サンチョ

パパの話聞いたわよね。私たちをずっと見まもっているって。いつでもそばにいるってことよ。
     ―エビルマウンテンにて デボラ

家族っていいなぁ…。