SEO用のライティングを自分で手書きしてみて思ったこと

仕事と言うか、知り合いのお手伝いとして。SEO用のテキストライティングを何千文字か作る、と言うことをやってみました。タダで。。なんでこんなことやってんだろ…と途中で思いつつ、なんと言うか、世の中には色んな仕事がるなと思うとともに、それぞれの仕事が抱えている業のようなものを感じてしまいました。

SEO用のテキストライティング?

僕もいまいちSEOとか詳しくないんですけど、世の中の色んなウェブサイトのテキストは割とSEOを意識しながら書かれているようです。具体的にはSEO対策をしたいキーワードを中心にそれをサポートするワードを全体に散りばめ、サイトのテキスト群を作っていく、と言う感じのようで。

例えば「ドラクエ10 金儲け」とかで検索するとこのブログは結構上に出て来るんですが、それはこのサイトが結果的に「ドラクエ10 金儲け」でSEOに強くなっているからですね。「ドラクエ10 金儲け」でSEOを狙っているサイトはこういう感じで(わざとらしく?)狙いたいワード、例えば「ドラクエ10 金儲け」みたいなものをサイト内にいっぱい書くことで結果的に「ドラクエ10 金儲け」に強くなるサイトになると、そういう感じです。(←この文章はかなりわざとらしいですが、狙って書くとこんな感じになるでしょう。)

SEOのためだけに作られたサイトのテキストクオリティが低い理由

○○と××と△△についてのテーマについて書いて下さい!みたいに言われるとですね、どうしてもコピペしたい衝動に駆られるんですよね。キーワードだけ入れ替えてあと全置換すれば完了だよね!やったね!と。作業を時給換算して効率をある程度担保すると、結構それに近いことをやらないと作業時間的に見合わなくなって、これって普通にバイトした方がよくね?みたいに書いてて思いました。こういう作業によってSEO対策用のサイトのテキストが生まれているとすればそりゃクオリティはどれも低くなりますね。。(それでも競争が激しくなって来るとより低単価、かつ高レベルの文章が生み出されるようになっていくとは思いますが。)ワードサラダとかはあれですけど、機械でもテンプレ作ればある程度は量産出来る気がします。コンテンツファームとかはその最たる例でしょうね。

ただね、自分の時間と言う意味では効率を上げることは大事なんですが、それよりも文章を書くのが割と好きな自分としてはしょうもない(と言うと語弊があるけど)文章を世の中に撒き散らすことはやっぱ耐えられなくて、と言うかむしろ人の害にしか結果的にならない気がして、それなりに時間をかけて真面目に書きました。多分その時間をこのブログに充ててたらまんとるぽっとの記事は今頃もっと増えてたことでしょう。

世の中に色んな仕事があるのは認めますが、これについては最終的にはモラルとの戦いな気がしました。道徳的にも沿ったことをしないと継続的に儲け続けることって難しいんじゃないのかなぁ。と言うか、そういう世の中であってほしい。

最強のSEOとはなんぞや

よくけんすうさんのブログにも書かれていますが、結局はgoogleが目指しているのも「良いコンテンツをユーザに届ける」と言うことなので悪意を持ってやらずに「ユーザのためになることをする」と言うことをしないと、結果的にはgoogle八分を食らってSEO的にもよくないのかもしれません。どこまで狙ってSEOをやるかの善し悪しについては宗教戦争に近い気がするものの、です。

ただ自分で書いていて思ったのは、無駄な(世の中への価値貢献が薄い、と言う意味で)文章を書くと言うのは中々に疲れるし、意思を持ってやれない仕事と言うのはつらいなぁ、と改めて思った次第です。それでもお金を払ってそういう文章を人に依頼したり、あるいは機械的に作ったりする人がいると言うことは例えばアフィリエイトだったり広告ビジネスだったりそういうのがネット上ではまだまだ成立する世の中なんですよね。そしてそのくらいのバイト代で仕事をする人もたくさんいると。

さっき与沢翼の本を読んでたんですが、インターネットの世界はまだまだ広いですね。そしてamazonのリンクを貼ろうと思って「秒速」で検索すると与沢翼の本と「秒速5センチメートル」が並んで出て来てクスッと来たのでせっかくですし両方貼っておきます。どっちもオススメです。与沢翼の話はまた別の記事で。

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