一人で温泉地へ行きつつ歴史紀行をしてみるなど 〜塩山温泉編〜

そもそも歴史の何がおもしろいか

不思議なことに今まで一度もブログに書いてなかったんですが、僕が好きな趣味の一つに「歴史」があります。旅行に行くと必ず歴史スポットに行くし、歴史物の小説とかゲームとか、あとマンガももちろん好きです。「歴史人」は戦国モノだけは毎回買ってる気がします。もしかすると奈良出身で昔から歴史的な何かに触れる機会が多かった事も影響しているのかもしれません。

過去のなんやかんやに関してあれこれ思いを馳せて想像すること自体が楽しいのですが、そこに奥深い設定(と言うか「事実」と言うか)があったり、数多くの人の群像ドラマがあったり、あとは数百年数千年と連綿と受け継がれている(物理的には断絶しているところがあったり不確かなところがあるにせよ、形式的には歴史は積み重なっていると思う)ところがまたすごくロマンがあるよなぁ、と思うのですよね。

先日思い立って川越にふらっと行ったら「日本100名城スタンプ」なるものが置いてあって、しばらく旅行先でこれを集めようと思い、今回の旅行もそれをベースにして進めたのでありました。ちなみに今回は甲府〜静岡〜浜松〜岡崎と辿って、武田信玄が京都まで攻め上がっていたら、、と言うルートを今後も順番に辿っていきたいなーと思っております。

甘草屋敷


友達と甲府で合流するために、前乗りして一人で塩山温泉と言う温泉へ。甲府近くでどこか温泉とか行きたかったのと、あとは武田信玄ゆかりの地をもう少し回っておきたかったのでここにしました。塩山と言うのは「えんざん」と読むらしいです。音読みってちょっと珍しいなーと思いつつ駅を降りると目の前に甘草屋敷と言う古いお屋敷が。古くからあるThe日本のお屋敷と言う感じでした。


中はとても広く、端午の節句が近いと言う事で各所から寄贈されたと言う五月人形が所狭しと並んでいました。おひなさまの季節には同じようにたくさんのひな人形が並ぶそうです。建物は2階建てで上は民俗博物館みたいになってました。見学していると管理のお姉様がお茶を出してくださったのでそれをすすりつつ縁側の眺めを見ていると、やっぱ田舎暮らしっていいよなーと改めて思うのでした。

恵林寺


えりんじ。武田信玄のお墓があると聞いたので、甘草屋敷のレンタサイクル(これは便利)を借りて恵林寺まで。片道大体15分くらいかな。初めて電動自転車に乗ったんですが車体が重い…重い反面、漕ぐと軽いと言うそういうやつで。


お寺は結構広い上に庭とかお墓とか見る所が多かったです。あと「うぐいす廊下」とか。踏むときゅっきゅきゅっきゅ音が鳴ってなるほどうぐいす感あるなーーと思ったものの感想共有する相手がいないのでとりあえず動画撮っておきました。。(さみしい)


恵林寺には「武田信玄宝物館」と言うのが併設されていて、武田二十四将の紹介とか、あとは柳沢吉保の展示もセットであります。こういう歴史上の図画を見ていると、昨今のアニメやゲームなんかはどんだけ歴史上の人物は美化されとるんや…と思いますよね。みんな古い絵の上はただの「おっさん」ですから。でもそこに色んな背景を見出して想像も含めて絵や設定にしていき、そして例えば「美形キャラ」でコンセンサスを取るようになっていくというのは、ある意味現代の文化の中での新しい歴史解釈なんだろうなーと思います。(ただのコンテンツ、アイデアの消費と言えばそれまでかもしれないけど、そうは思わない)

ほうとう


実はこれも食べた事なかったのでりあえず駅前の定食屋さんで頂きました。感想はもう、ボリュームの多いうどん鍋って感じですね。〆のうどんを、鍋作ってる最中に入れたらこうなるんじゃないかって言う感じの…。あとは根菜類(じゃがいもとか大根とか、あとかぼちゃ)がいっぱい入ってるのでこれだけで十分に満腹です。

ひとり温泉宿の旅というもの

朝食付きで一泊7000円とかなら、別に高くないと思うのですよね。これで週末にふらっと来て観光して広いお風呂入って帰れるなら、結構充実した生活な気がします。
あとは一人で過ごす時間が苦になるかどうかでしょうか。友達と過ごす時間も大事だと思いますけど、一人で本読んだり勉強したり、何より考え事する時間って言うのは一番大事な時間の一つじゃないのかなと思ってます。史跡を巡ったり自転車に乗りながら過去を振り返りながらこれからのことを考えたり、そしてそれを自分のために記憶して記録していくことが出来れば。色んな場所に行ったり地名を聞くたびに思い出せる事が増えて行くのは、さながらこれもゲームみたいでとても好きなのですよね。

と言うわけで、次回に続きます。

学習まんが少年少女日本の歴史(23冊セット)

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