子どもたちと友達の関係

この週末、たまたま3人の子どもたちそれぞれと友達がいるとかいないとか、ほしいとかほしくないとか、ケンカしたとか、一緒遊びたいとか、そういう話をしました。三者三様で色んな距離の取り方があるなと思います。

真ん中の長男は割とわかり易くて(少なくとも男親の自分にとっては)、いつも仲良く遊んでる友達と些細なことでケンカしたようで「もう遊ばない!」って言われてショックだった、、みたいな話でした。ただ、男友達の関係なんてさっぱりしたもんだから「悪いと思ったんなら来週会ったらごめんね、って言えばいいじゃん」で割と納得できたと言うか、大丈夫かなと思いました。これまで他の友達ともケンカしたり仲直りしたりしてるのできっとそうやって学んでいくのでしょう。

下の次女は仲良くなってからは大丈夫なんだけど仲良くなるまでがシャイと言うか、なかなか時間が掛かるようで、初めての人がいっぱいいる場所とかあまり行きたがらないタイプ。こないだも忍者体験教室(お兄ちゃん入れて3人しかいないんだけど。。)で大泣きしたりして中々難しいもんだなと思います。彼女の今の悩み(?)は「保育園で一番仲良くしているお友達に嫌われたく無い」という気持ちのようで、服の選び方とか、保育園での遊び方とか、それを基準に選んでいる様子。若干依存し過ぎな感があるのが少し心配ではありますが、仲良しの友達がいること自体はよかったねと思います。今日は朝からその友達が家に遊びに来てくれて2人で仲良く遊んでました。

一番心配だなぁと思っちゃうのは上の長女の方で、もはやあまり人に関心が無い、、という状態なのかもしれない。「友達とケンカしたこと一度もない」と言う話から、それってほんとに友達なの?という話になり、自分が何か言ったところで人が変わるとは思わない…とか、そのスタンスでそもそもいいの?とか、逆になんでそんなお節介なの?とか、いやいや友情ってそういうもんでしょとか、平行線ではあるんですが思ってることは色々分かってきました。人に対する愛情の深さだったり執着だったり、あとは自分自身の自己肯定感とか。親の自分の考え方が絶対とは思わないけど、漫画のワンピースみたいな友達とかってちょっと良いなって思わんの?って聞くと「うん」と言うので、いたら良いなと思ってはいるみたいで。少しずつ自分が納得できる形で距離の取り方を変えていけばいいなと思います。

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長女と話して思ったんですけど、そもそも友達との関係なんてお節介のカタマリみたいなとこあるじゃないですか。それは家族でも同じなんですけど。何かその人がすることに対して本気で怒るとか、それでも一緒に何かしたいとか、楽しいと思うとか。考えれば考えるほど特殊な感情だし身勝手だなとも思います。でもそういう距離感に誰か人がいると言うのは多分幸せなことでもあるはずで。どのくらいの距離にいてほしいとか、何人いてほしいとかそういうのは人によって違うとは思う。

友達というか人間関係の距離を縮める上では色んな恐怖も心配も、失敗もあるわけですけど、それを恐れずやってみたいと思えるある種の覚悟と、あとは自信とか?そんなものだけあれば良いはずで。(すぐに覚悟と自信の話にしてスイマセン) 何かやっちゃっても「ごめんね」で良いし、全力でやりたいことをやってみてそれでも伝わらなければ最後の最後はしょうがない、で良いかもしれない。

「友情」みたいな言葉が色んなテーマになっていることを考えると人類とは切っても切れない概念なんだと思います。それは人生に必要なものなのでしょう。ぜひ子どもたちにも良い友達関係を作っていけるよう、日々悩んでいってくれればなと思うのでありました。まる。