プレステかセガサターンかで言うと、僕はセガサターン派でした。Nightsをやりたかったから。あとは女神転生デビルサマナー。僕がやりたかったNigthsと兄がやりたかった女神転生、2人の思惑が一致して我が家にはプレステではなくセガサターンがやってきたのでした。クリスマスナイツの同梱版をクリスマスにもらったのが1996年の冬だから、今からもう15年前の話です。
少し前にはてブで人気が出てた記事を見て思い出しました。
別に、今更このゲームがどれだけ面白かったとか語るつもりもないのですが、せっかくなのでただ当時のゲームに対する感動と、その頃から今に至るゲームの世界で起きた「すげえ!」と思えたことについて書いておきたい。
過去の自分のブログから見つけたリンク。15年前に発売されたこのゲームのホームページです。HTMLべた打ちで作られたようなシンプルなサイトがまだ残っていること自体がすごいです。
あなたが、「悪夢の世界」に迷い込んだら、ナイツを思い出して下さい。
自由気ままに空を飛ぶナイツ、優しく微笑むナイツ、
そして悪夢の支配に挑むナイツ・・・。
NiGHTSは、あなたの夢の世界を舞台に繰り広げられる
爽快な夢と勇気のアドベンチャーストーリーです。
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見た目の奇麗さがゲームの新しい凄さだった
今でこそ見た目の奇麗さって新しくはないし、ゲームの中の3Dくらいでは誰も驚かなくなってしまった。でも当時の32bit機の登場で(今見れば超荒いけど)3Dの世界でナイツみたいなキャラクターで飛び回れるような世界は、それはそれはすごいことだった。それくらいゲームの中での「自由に飛んでる感」はすごかったし今でも感動したのを覚えてます。
3Dって、3次元ってことじゃないですか。今までの2Dからは次元が1つ増えているわけです。今までの概念の外側に広がる新しい世界なわけです。速度か、加速度かと言うことです。(分かりにくい…)ナイツでも、FF7でもいいんですけど、3次元の新しい世界をゲームの中で表現出来たことはまさに「次元が違う」ってことだし、それは革命的だったと思う。
ゲームの世界を振り返ってみると、見た目の奇麗さの進化と言う意味では15年前の32bit機の登場による3Dへの転換から今まではあまり大きな変化は起きていないように思う。だって4次元とか無いし。そもそも「次元が違う」ほどの革命はこれから起き得ないのかもしれない。
見た目以外の革命
僕はファミコン時代から20年近くゲーマーですが、ユーザ視点で大きかったなと思うのは以下の3つかも。
- 3D化(見た目の革命)
- 携帯化(場所の革命)
- ネットワーク化(参加人数の革命)
見た目の革命は、上に書いた通り。
携帯化(場所の革命)
場所の革命は、ゲームボーイ辺りから。ゲームボーイポケット、ゲームボーイカラー、セガのゲームギア、バンダイのワンダースワン(懐かしい…)、ゲームボーイアドバンス、PSP、nintendo DS、そしてVitaや3DSに至り、携帯電話やスマートフォンでゲームが出来る世界に。詳しくはこの辺で。
家でしかゲーム出来なかったのが外に持ち歩いて、子ども達は据え置き機で対戦するのではなくみんな自分のゲーム機を持ち寄って遊ぶようになったし、上の年代の人たちも電車や出先などでゲームするようになった。それはゲームを自分の家の中から解放した「場所の革命」だったのだろうなと思う。
ネットワーク化(参加人数の革命)
これが一番最初に起きたのは、PC上のオンラインゲーム、ラグナロクオンラインやリネージュをはじめとしたMMOと呼ばれるようなジャンルだと思います。今までゲームは一人か二人でやるものだったのが、ネットワークとハードウェアの進化によって、インターネット上で何百人、何千人で遊べるようになりました。
20年前、RPGの中のキャラクターがみんな意思を持っていたり、主人公のパーティが全部個人個人で意思を持って動かせたらすっごく面白いだろうなぁ、と思いながらドラクエ4のAIシステムなんかを楽しんでたわけですが、意外とそういう世界は早く来てしまった。ドラクエX(ドラクエ10)とかもついにオンライン化ですし、いつの間にかRPGは一人でやるものではなくみんなでやるものになりました。それが「参加人数の革命」だなと。
その上でソーシャルゲームをどう考えるか
「ソーシャルゲームはゲームやない!」とか前に書いたんですが、それでもこれだけのユーザがいることはとてもすごいし、それは革命的な何かが起きているからだと思います。
それは「場所の革命」と「参加人数の革命」の向こうにある「リアルなたくさんの友達とどこでも繋がれる革命」かもしれない。(名前が長い。。)
場所と人数だけであれば、今までのプラットフォームでも成し得たことです。でも今のソーシャルゲームはそこに、リアルに知っているたくさんの人たちと、いつでもどこでも一緒にゲーム出来る仕組みを提供出来ていることが、とても革命的だよなぁと今更ながら思います。知らない人たちでなく知ってる人たちと、ライトでいいからみんなで遊びたい、と言うニーズをうまく汲んでるんでしょうね。
その上で、自分がソーシャルゲームに魅力を感じないのは「別にゲームの中にリアルな人間関係を求めてないから」と、ゲーム自体のクオリティとしてまだまだ高くないからだろうなぁ、と改めて思いました。
定期的にこういう変革が起きてることを考えると、まだまだゲームの世界も飽きなくていいなーとほんとに思います。
げーむだいすき!(今年で29才になりました。)
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