星の王子さまを英語で読んでみた -Anything essential is invisible to the eyes.- ES#035

最近何か書くのが月イチになってますがおかげさまで元気にやっております。

GABA 3rd season

前の記事にも書いたんですが、マジメに英語の勉強を始めてそろそろ3年目になります。GABAも3rd seasonに突入したと言うことで今年はこのブログに書いているような内容を英語で話せるようになると言うのが目標です。勉強時間だけで考えても英会話のクラスとあと仕事時間中に英語で考えたり話したりする時間を合わせてもおそらく100とか200時間くらいしかないのですよね。それだけだとほんと足りないので今年は本読んだり映画見たりで時間増やしたいなーと思っております。

「かんじんなことは、目では見えないんだ。」

本屋で探すと英語とかの教材によくなってそうだったので「星の王子さま」にしました。

読んでみて思ったのは7-8割くらいは理解出来るし、poeticな内容でも意外と分かるものだなと。僕はそもそもこの話を読んだことなかったんですけど、例えば王子様とキツネの会話のシーンとかは英語で読んでてもすごく面白かったです。そこだけ引用。

"Here is my secret. It's quite simple: One sees clearly only with the heart. Anything essential is invisible to the eyes."
"Anything essential is invisible to the eyes," the little prince repeated, in order to remember.
"It's the time you spent on your rose that makes your rose so important."
"It's the time I spent on my rose..., "the little prince repeated, in order to remember.
"People have forgotten this truth, " the fox said.
-- Chapter XXI, The Little Prince

"Anything essential is invisible to the eyes.", これが「かんじんなことは、目では見えないんだ。」になると。星の王子さまと言う話自体すごく示唆に富んだ話で、子ども向けのテイをしているもののどう見ても大人に向けて書かれていると思えることろがたくさんあります。出て来る色んな星の話や、王子さまとキツネ、花の会話。地球の人口が20億だったり、ガス灯点灯夫や地理学者が出て来たり、その辺りに時代の背景を感じはするものの、語られている内容は今でも十分通用するものです。それが名作たるゆえんなのでしょうね。

言葉と文化の背景

いざ別の言語で読んだ上で対訳を見ていると、翻訳って色んな意図を含んだり場合によっては恣意的になり得るのだなぁと思います。でもそれは翻訳に限った話でもなく、人の書いた文章を理解しようとすると本質的にはその人のバックグラウンドだったり文化的背景が必要、と言うことなんですよね。

元が外国語の文章って日本人にとっては日本語以上に理解し辛いはずだから、言語を習得すると言うのは結局その文化を理解すると言うことになるのでしょう。そう言う意味では、言葉と言葉を置き換えて理解すると言うのは本質的には多分間違いで。やはり本当の意味で理解しようと思うと、その国の言葉と文化で考える必要がある、と言うことなのだろうなと改めて思うのでした。多分それが分かれば映画もマンガももっと楽しめるようになるんだろうなと思うとまた一つ勉強するモチベーションが湧いて来るのでありました。まる。

"What makes the desert beautiful, " the little prince said, "is that it hides a well somewhere..."
-- Chapter XXV, The Little Prince

星の王子さま (岩波少年文庫 (001))

星の王子さま (岩波少年文庫 (001))

星の王子さま (講談社青い鳥文庫)

星の王子さま (講談社青い鳥文庫)

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