ベンチャーのスピード感への憧れ (the social network / ソーシャル・ネットワーク - 感想)

何度も見てるけど好きなので、今更ながら感想を書いておきます。ベンチャー企業のスピード感みたいなものが感じられるのがとても好きです。

どんな映画?

facebookの創設者マークザッカーバーグや関係者が裁判で過去の話を証言していくと言う形を取りながら、facebookを作り成功するまでの過程と、その辺の人間関係とかが描かれた映画。

見どころ

冒頭でエリカに振られて女子学生を比較するサイトを作ろうと思い立ってエドゥアルドと窓に数式を書いたりサーバをハッキングしてデータ取り巻くって一晩で完成させる辺りが一番好き。apacheとかperlとか、あとEmacsとか。それっぽいワードが連続で出て来るので、ネットの人はニヤニヤしてしまうシーンだと思います。

あとこういう世界が、ハーバードと言う大学の、ある意味リアルなのかもと思う。

思うこと

こういうITベンチャーに対する妙な憧れみたいなものが昔からあるんですが。こういうのを見ていて何が魅力的に映るのか考えるとやっぱり"スピード"と"集中力"なんだと思う。それは思い立ったらずっとそのことだけを考えて集中出来る集中力、と言うか好きなことをただ本気でやるということだけじゃないのかな。能力とかではなくて。

いま自分はネットベンチャーと言われるようなところにいます。じゃあ自分が本当に集中して最速で、最良のものをここまで作ってきたのかと言うと、結果から見るとそうではないなとやはり思う。足りないのは、余計なことを考えずにそれだけをやれる強い意志だな。。

たまにこういう映画でも見ないと、企業の中にただ埋もれて生きてしまいそうなのが、とても怖い。(感想)


"the"を取れ。 - ショーン・パーカー