- 作者: 河野英太郎
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2012/03/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 5人 クリック: 112回
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来年こそは読んだ本についてそれぞれ一言だけでもブログに書いていこうと思うので、2012年のうちから書いておきたいと思います。本屋で平積みになっていたのでタイトルにあざとさに引かれて買ってしまいました。はてブのホットエントリーにいかにもありそうなタイトルです。
具体的なところがいい
ぶっちゃけ、よくある仕事術の本で見たことあるような内容と言えば内容です。ただとても具体的で。例えばコミュニケーションのコツとして「名前を覚える」とか、会議のコツとして「議事録は当日に出す」とかそういうの。すぐに効果のあるtipsになっていてそれらを一つずつやっていくだけでも効果はありそうな気がします。自分も出来てないなーと思うところがいくつもあったので役に立ちそうです。特にプレゼンの章とかはそこまで考えたことが無かったので参考になりました。
仕事や人生の幸せ効率を自覚出来るか
仕事の効率化はここに書いてある方法論が全てでは無いですが、突き詰めて考えるとみんなこういうところに行き着く気がします。どうやったら仕事の効率を上げて、楽しく、そして成果を上げることが出来るかを前向きに考えればこうなるような。書いてあることはどれも具体的な方法論として正しい気がするし、周りの「仕事が出来る人」にはよく当てはまります。
ただ読んでから思うのが、こういう仕事術的なことってちゃんと仕事の効率を考えている人なら自然と身に付く気がするんですよね。誰かから教えてもらったり本を読んだりしなくても。だとすると仕事術本の役割って以下の2つなのかもしれない。
- 既にある程度のコツを持ってる人がより多くの方法論を身に付けるため(向上パターン)
- 仕事の効率とかあんまり考えてない人が考えるようになるため(覚醒パターン)
覚醒って書きましたけど、後者のことが起きるのは本人にとって革命的なことのはず。だからこそ多くの人は、読んで「すごいなー」と思ってちょっと試してそれで終わっちゃってる気がする。
本に書かれていることを実行すること自体が大切なのではなくて、より自覚的に仕事の効率や成果について考えて、それが自分のワークライフバランスや社会のためになると気付けることが大切な気がします。それさえ出来れば後はわざわざ本読まなくても進んで行ける。仕事は結局お金を稼ぐための手段かも知れないけど、だとすれば一番自分が大事にしたいこと(家族とか趣味とか)に時間を使うために仕事を効率的に進められるのが、より幸せなはず。だからこそ、こういう仕事術的なことって仕事が好きじゃなくてもみんな身に付けておければ幸せに生きていけるんじゃないかなぁ、と思うのでありました。まる。
- 作者: 河野英太郎
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