森口博子の「もうひとつの未来」を聞きながら

僕が好きな曲に森口博子の「もうひとつの未来」と言うのがあります。森口博子と言えば「水の星へ愛をこめて」(Zガンダム)とか「Eternal Wind」とかが有名です。でも一般的にはこの曲が有名かどうかは知りません…でも、Eternal Windで森口さんは紅白歌合戦にも出てたりするのです。すごい!

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「未来」と言う言葉はなかなかロマンチックですよね。好きな言葉です。未だ分からない、未だ来ないもの。仏教の世界では来世を意味したりもするようです。明日のことも分からないのにもっと先の未来のことなんか分かるわけなくて。でも分からないからそこに希望を持ったり、期待して絶望しちゃったりするのだと思います。

願わくば自分の未来は希望に満ちていて欲しい。多くの人がそう思うと思うし、僕だってそう思います。じゃあ自分にとっての希望に満ちた未来ってなんなんだろうって考えると、「今より良い自分になれそうかどうか」と言うことだけだったりするのかなと、今日尊敬する先輩と話していて思ったのでした。

その人は自分の人生をゲームに例えるなら「シムシティ」だと言いました。なるほど、新しい世界を切り開いて作り出していく人にはぴったりだなと。じゃあ自分は何かって考えたら「ひたすらスキルやアイテムを集めていくRPG」じゃないかなと思ったわけです。別に何かと戦いたいわけでも、大げさなストーリーを進めていきたいわけでもないのです。きっと自分が欲しいのはそういうのを全部ひっくるめた「ステータス」なのかなと今は思ってます。(なんとちっちゃい…)

小学生の頃から、色んなものを集めたり、テストで100点を取るのがすごく好きだったのです。誰かに誇りたいわけではなくて、それを見てニヤニヤしたいだけなんですよね。

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選んだ未来と、選ばなかった未来があります。そして選んだ瞬間にそれらは過去になっていく。「選ぶということは、選ばないということ」だと、8年前の自分のブログに書いてありました。22歳の大学生の自分は既にそう思っていたらしい。よく言ったものです。

別に東京に来なくてもよかった。あのとき結婚していたってよかった。転職したってよかった。

色んな「もうひとつの未来」がそこにはあったんだけど、その時々で選び続けてきたものが自分の(RPG的な意味での)ステータスをどう変えてきたか、変えていくのか。それが一番自分にとっての希望になるように選んでいく、それが自分の中での判断基準にこれからもなっていくのだなと思います。

色んな未来が、現在になり、そして過去になり、自分のステータスになっているのです。これからもずっとそうなのです。しゃりーん。(Edyの音)