社長になってみて変わったこと

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気付けばまた春になりました。このブログを自分ではてなダイアリーから移行し忘れていて、気付けば勝手にhatenaさんが移行してくれていた。見た目そのままだし写真もそのまま。いい仕事です。この写真は高田馬場にある戸山公園という公園の一角なのですが、これを見ると未だに色んなことを思い出します。

社長になってしまった

気付けば36歳になっていて、子供も今年12歳・4歳・2歳です。遠いところに来てしまったなぁという感覚があります。そして前から自分しかいない会社の社長ではあるんですが、春から人が両手じゃ数えきれないくらいいる会社の社長にもなってしまいました。光栄なことです。

でも前から社長みたいに振る舞ってきたし(すみません)自分の中での明確な変化は思ったほど無いことに驚きと、あと申し訳なさを感じています。でも見られ方は大きく変わった気がします。ありがたいことにこれまでよりも丁重に扱って頂ける気がしますし、気を遣ってか仕事が飛んでくることが少なくなりました。なので思ったより時間があって色々と考える時間が出来ています。

 

責任とは何か

「社長になったんですよ」と言うと「大変ですね」とか「責任が重いですね」と言って頂けることも多いんですが、責任が重いとは何なのでしょう。何が大変なのか。

辞書で引くと

 立場上当然負わなければならない任務や義務。「引率者としての責任がある」「責任を果たす」
 自分のした事の結果について責めを負うこと。特に、失敗や損失による責めを負うこと。「事故の責任をとる」「責任転嫁」
 法律上の不利益または制裁を負わされること。

と書いてありました。大辞泉より。

これは社長になる前にも上司に問われたことなのですが。結局覚悟なのである、と。すごくなるほどな、と思ったし今も思っています。 最近仕事の中でも「覚悟」という言葉をよく使ってしまって、あんまりよくないなと思ってるんですけど。でも責任を持つとは何なのかと言うと「覚悟する」とほぼ同義な気がするんですよね。「xxxに責任を持ちます」ということは「xxxについて何が起きても(逃げずに何とかする)覚悟をしています」ということなんだろうなと思います。

色んな良いことも悪いことも、会社という世界の中では毎日起きています。その中で何が起ころうとも最終的には自分の積み重ねの結果であるし、何とかしなきゃいけないなら何とかするんですよね。覚悟してるいるから。精神論っぽいんですが、まぁ半分くらいは精神論なんですけど、でもそれを精神論で終わらせないように何とかするための準備もするし努力もするし、がんばる。それが責任を持つ、覚悟するということの一つの形なんだろうなと思っています。

 

大事にすべきもの

これは前の社長に言われたことですが、本当に変わったね、と。人との関わり方が。「会社は誰のために存在するのか」と言えば色んな答えがあって。株主のためなのか、お客さんのためなのか、社会のためなのか。今の自分の答えは「そこで働いている人たちのため」なんですよね。これは一つの真理だと思うんですけど、自分自身が幸せでない人達に、誰かを幸せにすることなんて出来ないだろうと。だからまずは働いている人たちが幸せを感じられるような環境や、仕事や、制度や、仕組みなんかをちゃんとして余裕を持たせてあげたい。そうすればみんな勝手に、お客さんも社会も喜ばせたい、と思えると思うんですよね。

きっと仕事を始めた頃の10年前の自分ではそんなこと思えなかった。誰かのためとか言うとだいぶおこがましいんだけど、立場もあって権限もあって、そして自分自身がそれを出来る余裕を少しは持って、働く人たちの幸せを考えていくことがまずは社長の第一歩だと思いながら一歩ずつ頑張っていきたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。まる。